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      2012年札幌・美唄個展案内  
  

 

      ・札幌展
     2012年6月11日(月)〜6月16日(土)
      札幌時計台ギャラリー                                     
                     札幌市中央区北1条西3丁目

                TEL 011-241-1831
     
              札幌時計台文化会館
 
   
美唄展
    2012年6月21日 (木)〜7月1日(日)
      アルテピアッツア美唄
          美唄市落合町栄町

                         TEL 0126-63-3137
 
  
 

                 『街(ストラスブール)』  油彩 F100

 

 

 

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

祈りの街 油彩 F100                                部分拡大 楽奏天使他
 

 

 

 

 

 

 

 

祈りの街  部分拡大 楽奏天使他
 

 

                       予感の街 油彩 F100
 


光の方へ(パリ・モンマルトル)(1) 油彩 F6

光の方へ(パリ・モンマルトル)(3) 油彩 F6
 

光の方へ(パリ・モンマルトル) (2) 油彩 F6

光の方へ(ストックホルム・スエーデン) 油彩 F6
 

異郷へ(エディンバラ・スコットランド)(3) 油彩 F4
 

雪のノートルダム(パリ) 油彩 F6
 

冬の朝(パリ・モンマルトル) 油彩 F6
 

サティの曲が聞こえる(パリ・モンマルトル) 油彩 F1

 

あの街へ(パリ・ブランシオン通り) 油彩 M8
 

午後のポン・ヌフ(パリ) 油性ペン アクリル F6
 

雨のヴォージラール(パリ) アクリル F4
 

夏の港 アクリル 油性ペン F4

アメリーの八百屋(パリ・モンマルトル) 油性ペン 水彩 24X32cm
 

札幌展会場・札幌時計台ギャラリー
 



美唄展会場となった「アルテピアッツア美唄」

 


美唄展での「アーチスト・トーク」
於 ストゥディオアルテ(体験工房)

 

 

来訪の彫刻家安田侃氏と

 



武田光弘 夫妻
 

 

 展覧会月評より〜 武田光弘個展 僕のいた時間〜
 

札幌出身の画家。10年近くパリで制作中。会場には、旧札幌2中の美術教師であった父の作品も飾られていた。

その意味で父子展でもある。約50点が並んだ。私がその中に特に興味を抱いたのが、ストラスブールの3連作

(100)Sous le ciel/街」「予感の街」「祈りの街」の三点は、寺院から街を見下ろした情景が描かれていた。

無人の風景。特に「祈りの街」は、他の二点にあった街中の状景が、霧の中にかき消されていた。かわって、ル

ネサンス絵画に登場する天使たちが、実に美しい形象となって小さく点在していた。

街そのものが消えてゆくことを鎮魂するもの。つまり作家の心的動機をはらんでいると同時に、再び街の再生も

祈っている。とても心に響く連作であった。対比的な描法も興味深い。

もう一つは、ヨーロッパの街中を歩く一人の男が描かれていた諸作は、作家自身の<自分さがし>の旅から

生まれたことを物語っていて興味深かった。影となった男、どこか実存主義的。ただ文学性にこびてはいない。

あくまで異郷人としての自分をしっかり見つめようとしている。
 

         (札幌時計台ギャラリー「21ACT142号 柴橋伴夫 ・ 転載許諾済み)